MEKE3コラム

2020.12.21

久しぶりに再開します。

半年ぶりに再開します。コロナ禍のなか、6月頃から、試験開発した抗菌涼感マスクの生産が月産1万枚を超え、他の機能加工商品の開発依頼も有り、バタバタとした半年を過ごしておりました。6月に会社は本社を少し広い場所に移転し、9月に東京店も、お茶の水から日本橋茅場町駅前に移転と忙しくしておりました。やっと落ち着いた感じです。

本業の企画開発は、抗菌涼感加工、涼感防蚊加工、油分に特化したSRSG加工、猫の毛がつきにくい加工、綿の防炎加工、綿の昇華転写加工、後は守秘義務があるので詳しく書けませんが、オリンピック競技者用の特殊加工など、盛り沢山の開発に追われていました。しかし、開発したものを前にして行うリモート会議は効率が悪い!時間が倍ほどかかります。

その間、Tシャツ事業の方は、7月中旬頃に、B社のプリンターを発売に先立ち納入してもらう事になり、目の前にある新しい機械を見るたびに、引き続き進めているガーメントプリントの開発も進めなくては~と、コラムも書かなくては~と、思いながら時間が過ぎておりました。

前回のコラムは、各インク特性と素材別による浸透性について開発を進める所で終わっていました。これらの内容は、5年以上の前の事で、その時の開発内容を思い出しながら書いております。
書き終わっておりました、開発目的外の、面白い物ですが、浸透性と上付き程度を試作している段階で、インクが浸透せず、上付きしてしまいプリントできない、撥水布に対しインクを浸透させる事ができました。要するにポリエステル撥水布用の前処理剤ができました。この浸透性のコントロールができたことで、残りの前処理剤の開発が一気に進みます。