MEKE3コラム
2021.03.15
ウエット前処理剤、初期ロット分の確認が終了しました。
ウエット用前処理剤が完成し入荷しました。製品の安定性や加工性、洗濯耐久性の確認も終了し、ほぼ満足のいく結果が得られました。サンプル出荷用の小分け作業を進めています。サンプルの依頼を受けました各社様には、20日前後に出荷いたします。
ウエット前処理において、以下の注意点があります。
・各メーカーのプリンターにより前処理剤が変わります。使用されるメーカー(現在/ブラザー・エプソンのみ)をお伝え下さい。
・前処理はシルクプリントで行います。無地のシルク版(100~135メッシュ)とスキージが必要です。特にスキージは硬さにより、塗布量が変わりますので、試験前に指定の量を塗布できるように、回数などで調節し条件を決定して下さい。参考塗布量は同封いたします取扱説明書に記載しています。
・塗布した後、前処理剤をなじませる為にシルク版を上げずに、薬品が無い状態で、塗布した場所を空引きします。素材により変わりますが取扱説明書に記載しています。
・プリント条件は取扱説明書に記載している通りに行って下さい。白インクの量が少ないと思われかもしれませんが、初めは、指定通りに加工して下さい。
・乾燥はプレスのみです、ベルトコンベアーでの乾燥は品位及び耐久性が十分でありません。
・プレス条件は取扱説明書に記載している通りに行って下さい。前処理剤とインクが濡れた状態でプレス乾燥します。発生する蒸気はプリント面より反対側に逃がす事で、プリント表面の品位や剥離が悪くなりません。耐久性も良くなります。お使いのマットの上に多孔質の耐熱スポンジマットを追加で敷いてプレスして下さい。無い場合はパイルのタオルを2~3枚重ねて使用して下さい。
・プレス跡は水を霧吹きで噴霧し乾燥すれば見えなくなります。
・試験加工後は、洗濯耐久性の確認をお願いします。(手洗いコース推奨)
ブラザー用品名/綿GT-W
エプソン用品名/コットンE-W
以上内容となりますが、不具合や問題が発生した場合は、メールや電話で、お気軽にお問い合わせ下さい。
技術直通:080-3834-0322